『それは、クールビズへの挑戦』

プレゼント用ネクタイ”Altair”の起源

ネクタイ職人の半生

 

それは、戦後すぐの上野の出来事です。ネクタイの職人のFUJIO URAWAは、23歳の若さでネクタイ職人の道を選びました。彼の経歴は、アルタイルの創立よりも前に遡ります。ネクタイ職人の親方に、弟子入りすることから始まりました。ネクタイ作りの技を会得し、30代で独立します。

高度経済成長では、ネクタイ職人が作れば売れる、そんな時代を経験してきました。1990年代、平成の不景気にみまわれ、さらにクールビズの発表が、ネクタイ職人に多くの影響を与えたことは言うまでもありません。多くの同業者が倒産が続き、顧客の要望に沿って特別注文でネクタイを作ることができる彼の技術が、後継者によって引き継がれずに、なくなるところ一人の青年が現れました。

着物のシルクに憧れを抱いた青年との出会い

 

創業者FUMIMASA OZAKIは、2013年に大学を卒業後にデザインの事業を開始します。『どのようなものが美しいのか』日頃から美しいものについて強い憧れがあった創業者は、2016年の4月に着物の生地の美しさに目が止まります。着物の生地で頭がいっぱいであった彼は、たまたま地下鉄でネクタイを締めているサラリーマンを見て、この美しい生地でネクタイを作ってみたい。そのような強い衝動に駆られました、

この美しい生地を最大に生かし、また自分の考えるもっとも美しいネクタイを現実化できる職人さんを探しました。東京の山奥のとある工場の社長との出会いにより、ある一人の職人を紹介してもらうに至ったのです。その職人こそ、HIDEYUKI URAWAでした。

ネクタイが女性のものになった日

 

FUJIO URAWAの技術は、他のネクタイ職人とは違い格別でした。どんな種類の生地を使ってでもネクタイを作れる技術を持っていました。長年の議論の元で、和を主張せず着物の上品さだけを残し、世界で勝負できるネクタイを作ることにしました。

某ビジネスホテル会長の助言を取り入れ、センスが良い女性に販売する方法を模索しました。その結果、二つのことに気づいたそうです。『自分を大切にしてくれる男性を応援したい』といつでも女性は思っていること、男性が注目を浴びる必要がある時、衣装を持っていないこと。女性に男性をネクタイで応援する文化を作ろうではないかと思い本事業を始めました。

ネクタイが男性の市場ではなくなった瞬間

ネクタイをプレゼントとして研究した時、業界はあまりにずさんでした。机に並べられ知らぬ人の手が触れられたものを新品として売るデパート。プレゼントを謳うのにギフトボックスが有料のネットショップ。持ち運びが簡単ではない縦長のギフトボックス。大人の紳士に可愛いネクタイを進める販売員。柄が多いのにあまりに被りやすいネクタイ。プレゼントする人とされる人の気持ちが考えられていなかったのです。

アルタイルのネクタイのお客様は70%が女性です。その秘訣はこれらの課題を解決し、男性に勝負ネクタイを作りやすい環境作りに努めた結果です。”特別なギフトボックス””被らないなのに正統なデザイン””衣類では最高クラスのシルク”など様々な要因が、『プレゼントとして勝負ネクタイを贈る』文化を作ることで、クールビズでもネクタイが販売できる環境を作る挑戦を始めたのです。

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